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がもう家の歴史 GAMOU-YA'S
STORY

店主の母の実家「蒲生宅」

思い出の場所との再会

ここは、店主の母の実家「蒲生宅」。
幼い頃、店主が駆け回り、
笑い声が響いていた場所です。

年月を経て、
大人になった店主がこの屋敷を再び訪れたのは、
子どものいなかった叔母から、
家を引き継ぐことになった時のことでした。

古民家

手放すはずだった家に
芽生えた想い

当初「もう住むこともないだろう」と、
この家は手放す予定でした。

しかし、友人たちと片付けを進める中で、
かつて叔母が口にしていた言葉を思い出します...。

「この家を頼むで!」

さらに業者からは、
「今では億をかけても建てられない価値がある」と、
伝えられこの屋敷が単なる古民家ではなく、
残すべき財産であることに気付かされました。

古道具や骨董品、農具

受け継がれた時間を
生かす工夫

蔵の中には、古道具や骨董品、農具など、
長い年月を経た品々が数多く残されていました。

その一つひとつを丁寧に見極め、
「今だからこそ活きるもの」として、
再利用することを決め、

天井から吊るした農具の照明や、掛け軸、建具など、
蔵に眠っていた品々は、
宿のインテリアとして新たな役割を担っています。

  • 高等醤油
  • 木箱やカなどの骨董品

「今」を加え、
次の世代へつなぐ宿へ

明治22年、大工「大熊さん」によって建てられたこの蔵は、今では貴重な建築物となっています。

北の部屋「綾織」は使い込まれた木材や忍者扉の遊び心を残し、
南の部屋「白冠」は土壁と漆喰を活かした明るい空間が広がります。

現代の暮らしに欠かせない水廻り設備は新たに整え、
「昔」と「今」が調和する宿として生まれ変わりました。

がもう家が手掛けたのは、ただのリノベーションではなく、想いを未来へ繋ぐ挑戦です。

この場所が、次の世代へと語り継がれる存在になることを願っています。